2011年4月に発行した『JSCA版 木造建築構造の設計』の改訂版。
この間に木造を取り巻く環境が大きく変化し、中大規模木造の普及を視野に法整備等が進められ、「木造新時代」ともいえる新たなフェーズに入りました。
特に2010年に施行された「公共建築物等における木材の利用の促進に関する法律」により、国が積極的に木材利用を後押しし、また2016年に制定された「CLT関連告示」、および「耐火木造関連の法整備」により、継続的に木造建築に取り組む環境が整備され、今後さまざまな用途の建築が「木質化される」ことが予想されます。
このような状況を鑑み、第2版では、「中大規模木造」の設計に軸足を移したものへと改訂されています。
主な改訂は以下の通り。
(1)新しい木質材料や接合金物に関する情報の追記
(2)防耐火設計に関する最新の知見を追記
(3)中大規模木造を念頭にした品質管理に関する情報整備および木質工事標準仕様書の改訂
(4)設計事例を中大規模木造および構造特性係数Dsの算出事例に更新
https://www.ohmsha.co.jp/book/9784274227189/
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第1章 木質構造とは
第2章 木質構造部材の特性
第3章 接合方法とその特性
第4章 木造住宅の基礎
第5章 耐震設計法
第6章 部材断面・接合部の設計
第7章 木造建築の防耐火設計
第8章 特記仕様書(品質管理の要点)
第9章 既存軸組構造の耐震診断と補強
第10章 歴史的建物の耐震補強
第11章 設計事例