工業利用されている合成ダイヤモンドの中で最も代表的なものが「CVDダイヤモンド」と呼ばれるものです。切削や研磨、工具など様々な分野で活躍している材料です。
本書はその特性から合成技術、結晶構造、機械的性質、評価方法など、応用に向けて必要となる基礎を系統的にまとめた内容で、機械加工の技術者に求められる知識がつまっています。
* なお、本書は雑誌【機械と工具】にて連載された「加工に活かすCVDダイヤモンドの合成から応用まで」の内容をもとに、加筆・修正して書籍化したものです。
https://www.ohmsha.co.jp/book/9784274227523/
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1 章 ダイヤモンド採掘から気相合成まで
2 章 ダイヤモンドの結晶構造と物理的特性
3 章 ダイヤモンド中の窒素の分布と評価方法
4 章 ダイヤモンドの強度評価
5 章 CVDダイヤモンドの内部応力と機械的特性
6 章 超硬合金の前処理技術
7 章 ダイヤモンド膜の多層化による膜構造の制御
8 章 ボロン添加による機械的特性の向上
9 章 密着力と疲労特性の評価
10 章 ダイヤモンド膜の耐摩耗性の評価
11 章 ダイヤモンドの微細加工・工具素材としての特性
12 章 塑性加工金型への応用
13 章 切削工具への応用