大学や高専で機械材料を学ぶ学生,ならびに実務として設計や生産に携わる技術者が,材料を理解することの重要さを再認識して原点に戻って学ぶ必要性を感じた際など,機械材料を一から学ぶことを前提まとめた教科書.
※本書籍は、日本理工出版会から発行されていた『基礎 機械材料学』(2014年2月)をオーム社から発行するものです。
https://www.ohmsha.co.jp/book/9784274229350/
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第1章 機械材料の概説
1.1 工業材料の分類
1.2 機械設計と材料選択
第2章 金属の結晶構造
2.1 結晶と顕微鏡組織
2.2 結晶の構造
第3章 材料の機械的性質とその試験法
3.1 機械的性質
3.2 .弾性変形と塑性変形
3.3 引張特性
3.4 硬 さ
3.5 靱性(衝撃試験)
3.6 疲れ強さ(疲労試験)
3.7 耐クリープ性(クリープ試験)
第4章 金属の塑性加工と組織
4.1 塑性加工と金属組織
4.2 結晶の変形のしくみ
4.3 すべり変形と転位の運動
4.4 双晶による変形
4.5 加工硬化
4.6 回復と再結晶
4.7 冷間加工と熱間加工
4.8 加工度と再結晶
4.9 結晶粒微細化による強化
第5章 状態図の基礎
5.1 金属の相変態
5.2 合金の組織
5.3 状態図
5.4 二元系状態図
5.5 鋳造と状態図
第6章 鉄鋼材料の状態図と組織
6.1 鉄と鋼の分類
6.2 純鉄の変態と組織
6.3 Fe-C系状態図と炭素鋼の組織
第7章 炭素鋼の熱処理
7.1 炭素鋼の冷却速度と変態温度
7.2 炭素鋼の連続冷却変態曲線(CCT曲線)
7.3 炭素鋼の焼入れ
7.4 炭素鋼の焼戻し
7.5 炭素鋼の等温変態
7.6 炭素鋼の焼なまし
7.7 炭素鋼の焼ならし
第8章 鉄鋼材料の製造
8.1 製鉄・製鋼の概要
8.2 製銑(製鉄)
8.3 製 鋼
8.4 連続鋳造・圧延
第9章 構造用鋼
9.1 鋼の分類
9.2 一般構造用圧延鋼材(SS)
9.3 溶接構造用圧延鋼材(SM)
9.4 圧延鋼板及び鋼帯
9.5 高張力鋼(ハイテン)
9.6 機械構造用炭素鋼(S-C)
9.7 機械構造用合金鋼
9.8 焼入性を保証した構造用鋼
第10章 鋼の表面熱処理
10.1 表面焼入れ
10.2 浸炭焼入れ
10.3 窒化処理
10.4 軟窒化
第11章 特殊用途鋼
11.1 ステンレス鋼(SUS)
11.2 耐熱鋼(SUH等)
11.3 ばね鋼(SUP)
11.4 軸受鋼(SUJ)
11.5 快削鋼(SUM)
第12章 工具材料
12.1 工具鋼(tool steels)
12.2 鋼以外の工具材料
第13章 鋳鉄・鋳鋼
13.1.鋳 鉄
13.2.鋳鋼・鍛鋼
第14章 非鉄金属材料
14.1.アルミニウムおよびアルミニウム合金
14.2.マグネシウムとその合金
14.3.チタンとその合金
14.4.銅とその合金
14.5.ニッケルとその合金
14.6.亜鉛とその合金
14.7.鉛・スズとその合金
第15章 新しい金属材料
15.1.形状記憶合金,超弾性合金
15.2.アモルファス合金
第16章 プラスチック
16.1 プラスチックの特徴と分類
16.2 汎用プラスチック
16.3 エンジニアリングプラスチック
16.4 熱硬化性プラスチック
第17章 セラミックス
17.1 セラミックスの種類
17.2 セラミックスの性質と用途
第18章 複合材料
18.1 マトリックスと強化材
18.2 プラスチック基複合材料(PMC)
18.3 金属基複合材料(MMC)
18.4 セラミックス基複合材料(CMC)
18.5 炭素繊維強化炭素複合材料(C/Cコンポジット)
18.6 コンクリート
参考文献
索引