静岡を拠点に、質の高い住宅をつくり続けるひとりの建築家がいる……。
住宅や木造設計の経験もなく独立。
「建築家になるにはもう手遅れなのかもしれないと思っていた」と語る。
ここまであまり多くを語ってこなかった著者が
初めて自身の設計について書き下ろした。
手探りの日々から生み出された最初期の「富里の家」から
自邸「西千代田町の家」までの全9軒。
写真、ドローイング、詳細図など多数収録。
【本書収録作】
富里の家(2013)
実相寺 毘沙門堂(2016)
加茂の家(2017)
富士南麓の家(2018)
三保松原の住宅と店舗(2019)
金谷南町の家(2019)
本郷町の家(2021)
西千代田町の家(2021)
入野の家(2022)
https://www.ohmsha.co.jp/book/9784274229701/
正誤表やDLデータ等がある場合はこちらに掲載しています
I.空間|Atmosphere
II.構築|Structure
III.中庸|Moderation
IV.意志|Will
はじめに
I.空間|Atmosphere
事例による闇の考察
闇溜まりをつくる|富里の家
暗い場所と明るい場所を巡るシークエンス|加茂の家
やわらかな光と闇のグラデーション|入野の家
II.構築|Structure
軸線を拡張し、つなげる|三保松原の住宅と店舗
地形への対応|金谷南町の家
外部環境に再接続する|本郷町の家
III.中庸|Moderation
生と死の祈りの場|実相寺 毘沙門堂
抽象による余白|富士南麓の家
IV.意志|Will
感情・記憶・想像の連関
開かれた意志|西千代田町の家
建築データ
おわりに