ビジネスの現場で活かすデータ分析メソッド

成果に結び付くデータの集め方・処理の仕方の基本となる考え方をわかりやすく解説!

このような方におすすめ

・ビジネスの現場でデータを活用する業務に従事する方
・ビジネス視点でのデータサイエンスを概括的に知りたい社会人や学生
  • 著者石居 一平 著
  • 定価2,750 (本体2,500 円+税)
  • A5 240頁 2022/12発行
  • ISBN978-4-274-22743-1
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データを利用・活用しようとしたとき、目の前の状況や蓄積されたデータと、データを扱うさまざまな手法・データサイエンスの知見が結び付かず、「どうやって分析したら良いか思いつかない」、「他人の分析例を見ても,実際に手元のデータに応用することができない」ということが起こりがちです。

そこで、ビジネスシーンを念頭に置いた事例をとおして、データの扱い方を

・そもそもビジネスで活用するためには、データをどのように捉え、考えれば良いか

・現場で使いやすい分析手法には何があるか

・どのようなアウトプットになり、どのような状況で利用できるか

といった視点で整理し、わかりやすく、やさしく解説します。

https://www.ohmsha.co.jp/book/9784274227431/
第1章 実務に使うためのデータ分析とは?
第2章 分析ロジックとビジネスをつなげる思考メソッド
第3章 ビジネス現場で使える分析手法
第4章 実務への適用メソッド
第1章 実務に使うためのデータ分析とは?
1.1 ビジネスにおけるデータ分析の役割とは
 1 分析の必要性を確認する
 2 ビジネスデータ分析と行動経済学
 3 顧客が合理的に動かない理由を説明する「プロスペクト理論」
 4 数字の見せ方で印象が変わる「フレーミング効果」
 5 顧客には安心するメニューがある「極端の回避性」
 6 「カンと経験」と「データ分析」の関係
 7 現場におけるデータ分析の使いどころ
1.2 現場におけるデータ分析時に意識すべきこと
 1 最も優先的に意識すべきこと
 2 分析の目的を見失わないために重要なこと
 3 データを収集するときに意識しておきたいこと
 4 データ分析を行う際に意識すべきことのおさらい
 5 分析プロジェクトの2つのタイプ「探索型」と「予測型」
 6 分析結果にどのように向き合うか

第2章 分析ロジックとビジネスをつなげる思考メソッド
2.1 ビジネスにおける「原因と結果・効果」
 1 「表」を「ビジネスで使えるツール」として捉える
 2 「原因と結果・効果の表」で商いを捉える(情報の取捨選択)
2.2 「原因と結果・効果の表」を深掘りする
 1 現実のビジネスデータをどのように捉えるか
 2 「原因と結果・効果の表」の中身は4パターン
 3 4パターンの詳細解説
2.3 ビジネスの課題への適用メソッド
 1 ビジネスデータ活用の構造
 2 見える部分と見えない部分
 3 時間の変化・期間設定について
 4 介入できるデータと介入できないデータ
 5 過去の解析と未来の予測
2.4 データと分析手法の関係
 1 データが多数あることのメリット
 2 データと分析手法の関係

第3章 ビジネス現場で使える分析手法
3.1 データ分析で最低限知っておきたいこと
 1 集計できたら,まずチェック〜基本統計量(平均値,標準偏差,最頻値,中央値)〜
 2 データ同士の「つながり」を見る〜相関関係と因果関係〜
 3 データ間に「真の関係」はあるか?〜因果推論〜
3.2 ビジネスデータを扱ううえで知っておきたい「多変量解析」
 1 「統計モデル」の基本〜回帰分析〜
 2 データを上手にグループ分けする〜クラスター分析〜
 3 データの特徴をシンプルに探る〜主成分分析〜
 4 データに隠れる要因を推測〜因子分析〜
3.3 ビジネス現場の「予測」で使いやすい分析手法
 1 「何が決め手になったのか?」を探る〜決定木分析〜
 2 予測精度の高い手法〜ランダムフォレスト〜
 3 予測精度の評価方法
3.4 ライバルに差を付ける「確率論」の視点
 1 未来を見るために重要な視点〜確率分布〜
 2 カンと経験をビジネスに使う〜ベイズ確率〜
3.5 いろいろな場面で使えるその他手法
 1 「使えるペア」を探索〜アソシエーション分析〜
 2 時系列データの読み取り方〜時系列分析〜
 3 レコメンデーション(推薦システム)の仕組み
 4 テキストデータの分析方法〜テキストマイニング〜
3.6 マーケティング理論への拡張
 1 マーケティング理論への分析手法適用メソッド
 2 STP分析にデータ分析手法を使う
 3 イノベーター理論に確率のテクニックを使う
 4 RFM分析に確率分布のテクニックを使う

第4章 実務への適用メソッド
4.1 「なぜ売れるのか・誰が買うのか」を探る
 1 二項対立を図で考察
 2 想像力や推理力を発揮するポイント
4.2 サブスクリプション商材をどのように考えるか
4.3 従業員に関するデータの活用法
 1 従業員が分析対象となっているケース
 2 従業員データを分析の材料とするケース
4.4 実務データで生じる各種問題への対処アイデア
 1 欠損値への対処法
 2 はずれ値の対処法
 3 有意差検定における「P値」の解釈
 4 何でも正規分布を仮定

参考文献