診療放射線技師の国家試験対策、全国の大学・専門学校の放射線技術科の講義に対応した教科書シリーズの一巻です。本書は、多くの放射線技術科で講義がもたれているCT撮影技術学の定番教科書の改訂版です。
今回の改訂では、CT撮像の基本である画面再構成と画像表示に関する章を大幅に改訂するとともに、デュアルエネルギーCTなどの最新技術も盛り込み、さらに3Dモデルによる再構成のパートは4色刷として、より理解が深まる内容としています。
https://www.ohmsha.co.jp/book/9784274230004/
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基礎編 第1章 CT装置の原理と構造
基礎編 第2章 画像再構成と画像表示
基礎編 第3章 CTスキャン
基礎編 第4章 X線CT画像のアーチファクト
基礎編 第5章 CTの性能評価
基礎編 第6章 CTにおける線量評価
基礎編 第7章 CTの画像処理
臨床編 第8章 造影検査
臨床編 第9章 CTの安全管理
臨床編 第10章 CT検査の実際
付録1 解剖図譜
付録2 肺区域解剖と肝区域解剖の覚え方
演習問題解答
索引
基礎編 第1章 CT装置の原理と構造
1・1 X線CTの歴史と概要
1・1・1 X線CTの歴史
1・1・2 CTの撮影原理の概要
1・2 X線CT装置の構成
1・2・1 概 要
1・2・2 高電圧発生装置
1・2・3 X線管
1・2・4 X線光学系
1・2・5 X線検出機構
1・2・6 スリップリング
1・2・7 操作コンソール
1・2・8 撮影用寝台
1・3 X線の諸現象がCT画像へ与える影響
1・3・1 ヒール効果
1・3・2 ターゲット角度による影響
1・3・3 ブルーミング効果
1・3・4 線質硬化現象(ビームハードニング現象)
1・3・5 散乱線
演習問題
基礎編 第2章 画像再構成と画像表示
2・1 線減弱係数とCT値
2・1・1 線減弱係数
2・1・2 線減弱係数のエネルギー依存性
2・1・3 実効線減弱係数と線質効果
2・1・4 CT値
2・1・5 CT値の線質依存性
2・1・6 CT値の校正
2・2 画像再構成の原理
2・2・1 ラドン変換
2・2・2 投影データの取得
2・2・3 投影切断面定理
2・2・4 画像再構成法
2・2・5 フィルタ補正逆投影法
2・2・6 逐次近似再構成法
2・2・7 ハーフ再構成
2・2・8 生データと画像データ
2・3 CT画像とウィンドウ機能
2・3・1 CT画像
2・3・2 ウィンドウ機能
2・3・3 位置決め画像
演習問題
基礎編 第3章 CTスキャン
3・1 シングルスライスCT
3・1・1 コンベンショナルスキャン
3・1・2 ヘリカルスキャン
3・1・3 ピッチファクタ
3・1・4 ヘリカルスキャンの画像再構成
3・1・5 ヘリカルスキャンの画像特性
3・2 マルチスライスCT
3・2・1 マルチスライスCTの概要
3・2・2 マルチスライスCTのX線検出器
3・2・3 ディテクタコリメーション
3・2・4 スキャンと再構成
3・2・5 マルチスライスCTの画質特性
3・2・6 マルチスライスCTの発展
3・3 デュアルエネルギーCT
3・3・1 原 理
3・3・2 デュアルエネルギーCTの解析技術
3・3・3 デュアルエネルギーCTの必要条件
3・3・4 画像データ方式とrawデータ方式
3・3・5 フォトンカウンティングCT
演習問題
基礎編 第4章 X線CT画像のアーチファクト
4・1 被写体の影響で発生するアーチファクト
4・1・1 ビームハードニングによるアーチファクト
4・1・2 メタルアーチファクト
4・1・3 モーションアーチファクト
4・1・4 エッジグラディエント効果
4・2 撮影条件の影響で発生するアーチファクト
4・2・1 パーシャルボリューム効果
4・2・2 低線量時のストリークアーチファクト
4・3 画像再構成の影響で発生するアーチファクト
4・3・1 ヘリカルアーチファクト
4・3・2 ウィンドミルアーチファクト
4・3・3 ステアステップアーチファクト
4・3・4 コーンビームアーチファクト
4・4 CT装置の不良に起因して発生するアーチファクト
4・4・1 リングアーチファクト
4・4・2 検出器不良のストリークアーチファクト
4・4・3 シャワー状アーチファクト
4・4・4 キャリブレーション不良によるアーチファクト
演習問題
基礎編 第5章 CTの性能評価
5・1 性能評価の概要
5・1・1 性能評価の目的
5・1・2 CTの性能(画質)評価項目とファントム
5・1・3 性能評価のための各種ガイドライン
5・2 CTの性能(画質)評価
5・2・1 空間分解能
5・2・2 ノイズ特性
5・2・3 アーチファクト
5・2・4 コントラストスケール
5・2・5 時間分解能
演習問題
基礎編 第6章 CTにおける線量評価
6・1 CTにおける被ばくの形態
6・1・1 一般撮影との比較
6・1・2 線量プロファイル
6・1・3 多重スキャンによる線量
6・1・4 オーバービーミングとオーバーレンジング
6・2 CTにおける被ばく線量評価
6・2・1 CTDI
6・2・2 MSAD
6・2・3 ヘリカルスキャンのCTDI
6・2・4 マルチスライスCTのCTDI
6・2・5 CTDIの制限
6・3 CTDIの測定
6・3・1 線量計
6・3・2 標準ファントム
6・3・3 CTDIw
6・3・4 CTDIvol
6・3・5 DLP
6・3・6 CTDIfree air
6・3・7 SSDE
6・4 撮影条件とCTDI
6・4・1 診断参考レベル
6・4・2 CTDIの影響因子
6・4・3 ヘリカルスキャンの影響
6・4・4 ポジショニングの影響
6・5 被ばく低減技術
6・5・1 被ばくと画像ノイズ
6・5・2 被ばく低減手法
演習問題
基礎編 第7章 CTの画像処理
7・1 画像フィルタリング
7・1・1 線形フィルタ
7・1・2 非線形フィルタ
7・2 3次元画像処理
7・2・1 CTにおける3次元データ
7・2・2 3次元画像処理
7・3 心臓CTにおける画像処理
演習問題
臨床編 第8章 造影検査
8・1 造影検査概略
8・2 造影剤使用の目的
8・3 造影剤
8・3・1 水溶性ヨード造影剤の性質と基本構造
8・3・2 造影剤の投与方法
8・3・3 造影剤による副作用
8・3・4 造影剤による副作用発生機序
8・3・5 造影剤による副作用の重症度
8・3・6 造影剤添付文書上の警告,禁忌および特定の背景を有する患者に関
する注意
8・4 コントラスト増強(造影効果)の発生機序
8・4・1 被検者側因子
8・4・2 時間エンハンスメント曲線
8・5 造影検査の手順
8・5・1 造影検査前
8・5・2 造影プロトコルの構築
8・5・3 撮影開始時間の決定
参考図書・演習問題
臨床編 第9章 CTの安全管理
9・1 X線CT装置の安全管理
9・1・1 医用X線CT装置の研修・保守点検の実施について
9・2 CT検査における診療用放射線の安全利用
9・3 造影CT検査の安全管理
9・3・1 タスク・シフト/シェアによるCT検査における診療放射線技師の
9・3・2 非イオン性ヨード造影剤の静脈内投与における危険因子の把握と対策
9・3・3 造影剤腎症とその対策
9・3・4 ヨード造影剤との併用使用による薬剤の相互作用
9・3・5 静脈路確保,血管留置カテーテル操作,静脈注射抜針
9・3・6 遅発性副作用の対策
9・4 CT検査における植込み型デバイスに対する安全管理
参考文献など・参考図書・演習問題
臨床編 第10章 CT検査の実際
10・1 撮影パラメータと画像表示法
10・1・1 管電圧
10・1・2 管電流,スキャン時間
10・1・3 スライス厚
10・1・4 ピッチファクタ
10・1・5 再構成フィルタ関数
10・1・6 有効視野(field of view:FOV)
10・1・7 ウィンドウ設定:ウィンドウ幅(window width:WW),ウィン
ドウレベル(window level:WL)
10・1・8 造影剤注入量,撮影タイミング
10・2 頭 部
10・2・1 撮影・画像表示のポイント
10・2・2 テクニカルポイント
10・2・3 血液脳関門(blood brain barrier:BBB)
10・2・4 臨床例
10・3 頭頸部
10・3・1 側頭骨・副鼻腔・顔面の撮影・画像表示のポイント
10・3・2 テクニカルポイント
10・3・3 臨床例
10・3・4 頸部の撮影・画像表示のポイント
10・3・5 テクニカルポイント
10・3・6 頸部の臨床例
10・4 胸 部
10・4・1 胸部CT検査のポイント
10・4・2 テクニカルポイント
10・4・3 息止め困難な場合の対策
10・4・4 臨床例
10・5 腹 部
10・5・1 撮影・画像表示のポイント
10・5・2 テクニカルポイント
10・5・3 腹部全般(腹部スクリーニング)
10・5・4 肝臓・脾臓
10・5・5 IVR-CT(CTAP,CTHA)
10・5・6 膵 臓
10・5・7 胆蔵・胆管
10・5・8 腎臓・副腎
10・5・9 下腹部
10・6 心 臓
10・6・1 心臓CT検査のポイント
10・6・2 テクニカルポイント
10・6・3 β遮断薬による心拍コントロール
10・6・4 臨床例
10・7 血 管
10・7・1 頸動脈および大動脈,下肢動脈の撮影・画像表示のポイント
10・7・2 肺動脈および腹部〜下肢静脈の撮影・画像表示のポイント
10・7・3 テクニカルポイント
10・7・4 大動脈解離の分類
10・7・5 臨床例
10・8 脊 椎
10・8・1 撮影・画像表示のポイント
10・8・2 テクニカルポイント
10・8・3 脊髄腔造影後CT(CT-myelography)
10・8・4 代表的な臨床画像
10・9 関節・四肢
10・9・1 撮影・画像表示のポイント
10・9・2 テクニカルポイント
10・9・3 代表的な臨床画像
参考図書・演習問題
付録1 解剖図譜
付録2 肺区域解剖と肝区域解剖の覚え方
演習問題解答
索引