本書はJavaScriptによるプログラミングの入門書です。JavaScriptは、パソコンさえあればGoogle Chromeなどのウェブブラウザとメモ帳を使って今日からでも始められます。本書では、Google Chrome上にメッセージをだしたり、画像を表示したりすることからはじめ、分岐や繰り返しといったプログラミングの基本的な概念、タイマーを使った処理などを解説していきます。最後の章では小さなWebサイトを作ってみることで、JavaScriptの基本を一通り学びます。
◯本書のポイント1
「プログラミング力が身につく練習問題を豊富に掲載」
プログラミングの勉強は自分でプログラムを書いてみることが一番です。考え方や文法をある程度理解しても、いざ目的を設定してプログラムを書こうとしたとき、どこから手を付けていいのかとなりがちです。そこで本書は練習問題を豊富に掲載し、問題を解くことで読者のプログラミング力が自然と身につくようになっています。
◯本書のポイント2
「JavaScriptに限定されないプログラミングの考え方を解説」
プログラミング言語にはさまざまな種類があります。ゲームならC++、人工知能ならPython、業務システムならJavaなどと聞いたことがある方もいるでしょう。これだけ聞くと、英語と日本語のように文字から文法から、それぞれで何もかも違うように思われます。でも実は、基本的な文法の構成はどれもほとんど変わらず、いずれかの言語の基本的な考え方を理解すれば、別の言語の習得も容易になります。本書では、JavaScriptに限定されないプログラミングの基本的な考え方をていねいに解説しています。
https://www.ohmsha.co.jp/book/9784274231735/
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第1章 初めてのJavaScriptプログラム ─ 世界で一番有名で、一番短いプログラムを書いてみよう
第2章 関数はプログラムのレゴブロック ─ 難しいことはだいたい関数がやってくれる
第3章 人生は選択の連続である ─ 分岐、プラスして変数と演算子
第4章 何万回でも何億回でもヘビーローテーション ─ ループ(繰り返し)
第5章 「オーダーメイド」のレゴブロックを作ろう ─ ユーザー定義関数
第6章 カウントダウンイベント御用達 ─ タイマーを使った定期的繰り返し
第7章 何千個でも、何万個でもまとめて記憶 ─ 配列
第8章 虫取りは人類を救うか ─ デバッグ
第9章 世の中はもの(オブジェクト)でできている ─ オブジェクト指向とは
第10章 ブラウザの中身は全部オブジェクト
第11章 Document オブジェクトとアニメーション
第12章 パソコンの中にも凄腕のイベント屋がいる ─ イベント処理
第13章 プログラムを作る ≒ アルゴリズムとデータ構造を考える
第14章 ウェブサイトを作ってみよう
付録A JavaScript のその他の構文や関数
付録B ほかの言語も使ってみよう