本書は、無料プリント基板CAD「CADLUS PCB」と、話題のマイクロボード「Arduino」を組み合わせて、誰にでも簡単に製作できる電子工作の手法を示すものです。
オープンハードウェアArduinoの登場は、電子工作のスタイルを大きく変えました。また、オリジナルのプリント基板も低コストで入手できるようになった結果、高度な工作も個人で挑戦しやすい環境となっています。そこで本書では、実際にサンプルを示しながら、プリント基板の設計、作成から組み立て、プログラムまでを手順を追って解説していきます。
なお、CADLUS PCB /サンプルデータは、
URL:http://www.cadlus.com/miobc/index.html
にご用意してあります(本書viii頁のパスワード等をご覧ください)。
https://www.ohmsha.co.jp/book/9784274505256/
正誤表やDLデータ等がある場合はこちらに掲載しています
本書で使用するソフトウェア/部品/画面/サンプルデータ
1 新しい電子工作の魅力
2 BSch3Vによる回路図の作成
3 MiOBCのハードウェア
4 CADLUS PCBによるプリント基板の設計
5 部品の作成
6 プリント基板の配線設計
7 MiOBCの組み立て
8 MiOBCの起動
9 MiOBCの活用
本書で使用するソフトウェア/部品/画面/サンプルデータ
1 新しい電子工作の魅力
1-1 マイコンは難しい?
1-2 Arduinoとは
1-3 本書で製作するArduino互換機
1-4 MiOBCの構成
1-5 専用のプリント基板製作
1-6 MiOBCの製作フロー
2 BSch3Vによる回路図の作成
2-1 BSch3Vのインストール
2-2 作業フォルダの作成
2-3 回路図記号の作成
2-4 回路図の作成
2-5 信号名を使った結線
2-6 ネットリストの出力
3 MiOBCのハードウェア
3-1 MiOBCとArduinoの関係
3-2 マイコンとその周辺回路
3-3 USB−シリアル変換回路
3-4 XBeeとの接続
3-5 microSDカードインターフェース
3-6 運動センサの接続
3-7 電源回路
4 CADLUS PCBによるプリント基板の設計
4-1 プリント基板の構造
4-2 CADLUS PCBのインストール
4-3 PCBデータの新規作成
4-4 CADLUS PCBの基本操作
4-5 基板外形の入力
4-6 基板取り付け穴の入力
4-7 PCBデータの管理
5 部品の作成
5-1 プリント基板CADと部品
5-2 チップ抵抗類の部品作成
5-3 ICの部品作成
5-4 コネクタの部品作成
5-5 部品ライブラリの活用
6 プリント基板の配線設計
6-1 ネットリストの取り込み
6-2 プリント基板のレイアウト設計
6-3 ベタパターンの入力
6-4 パターンのデバッグ
6-5 シルクの入力
7 MiOBCの組み立て
7-1 プリント基板の発注
7-2 電子部品の購入
7-3 はんだづけのテクニック
7-4 ICのはんだづけ
7-5 チップ抵抗類のはんだづけ
7-6 コネクタ・スイッチ類のはんだづけ
8 MiOBCの起動
8-1 MiOBCとパソコンの接続
8-2 Arduino IDEのインストール
8-3 ブートローダの書き込み
8-4 Arduino IDEの基本操作
8-5 スケッチの作法
9 MiOBCの活用
9-1 シリアル通信
9-2 XBeeによる無線通信
9-3 デジタルI/O
9-4 アナログ入力
9-5 microSDカード
9-6 運動センサ
付録1 CADLUSの画面構成
付録2 アシストツールの使い方