住宅の設計において「環境」ははずせないキーワードです。ただし、環境に配慮した住宅の設計は、特別なことでも、特に高度な技術を必要とするものではありません。重要なことは、設計者自身が、環境要素と設計上のアイデアのバランスを取りながら、快適とは何かを追求していくことではないでしょうか。本書では環境を意識した住宅設計を行う上で、具体的に何をしなければならないのか、設計者の視点から解説しています。設計の各フェーズにおける重要なキーワードで構成しているので、知りたいことがすぐわかる内容。これから住宅を設計する人、経験を積んだ人にも実務的に活用できる1冊。
https://www.ohmsha.co.jp/book/9784274050633/
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1章 快適な住まいを目指して
2章 敷地を読む
3章 ヴォリュームをスタディする
4章 平面を計画する
5章 断面を計画する
6章 内装・外装を考える
7章 開口部
8章 設備機器
9章 周辺環境
10章 事例
1章 快適な住まいを目指して
1-1 環境に配慮した住宅の背景
1-2 本書のスタンス
1-3 本書の構成・使い方
2章 敷地を読む
2-1 敷地気象データを集める
2-2 敷地周辺の微気候、微地形を調べる
3章 ヴォリュームをスタディする
3-1 法的規制に基づくヴォリューム形状
3-2 配棟形式とヴォリューム形状
4章 平面を計画する
4-1 リビングの設置階
4-2 リビングと方位
4-3 リビングと諸室のつながり
4-4 キッチンとダイニング
4-5 個室の独立性
4-6 ライフステージと個室
4-7 水まわりでの安全性
4-8 動線空間の計画
4-9 緩衝のための領域
5章 断面を計画する
5-1 天井の高さと形状
5-2 垂直要素としての階段・吹き抜け
5-3 環境装置としての屋根
5-4 床の高さ
6章 内装・外装を考える
6-1 基本としての断熱性能を確保する
6-2 熱を蓄える
6-3 日射・熱を遮蔽する
6-4 湿気をコントロールする
6-5 遮音・吸音性能を備える
6-6 すきま風を防ぐ
6-7 素材のテクスチュア
6-8 素材の環境影響
7章 開口部
7-1 開口部の性能確保
7-2 開口部の配置
7-3 開口部の大きさと形状
7-4 開口部へのアタッチメント
7-5 室内建具
8章 設備機器
8-1 高効率機器を採用する
8-2 冷暖房、特に暖房を考える
8-3 自然エネルギーを活かしたアクティブ環境制御
8-4 換気計画と空気の流れ
8-5 給水・給湯と衛生機器
8-6 照明計画
8-7 創エネ機器、防災対応機器
9章 周辺環境
9-1 微気候を制御する
9-2 周囲と良好な関係を築く
10章 事例
10-1 アシタノイエ
10-2 創エネハウス
10-3 LCCM住宅デモンストレーション棟