電力機器・設備は社会インフラ維持のための中枢であり、電力機器・設備の絶縁状態を把握する診断法は、停電事故によるさまざまな損失を未然に防止する手段として、これまで重要視されてきました。さらに近年では、電力機器・設備の劣化状態を検知し、故障による損失を未然に防ぐだけでなく、これらを寿命限界まで有効に利用することが求められています。
本書は、電力機器・設備の絶縁診断技術を体系的に整理し、機器・設備ごとに絶縁劣化メカニズムや劣化診断法、寿命評価技術について、実用に即した技術をまとめました。また、随所に現場の技術者にとって役立つであろう知識をコラムとして配しています。
電力機器・設備にかかわる技術者にとって、必ず役立つ必携の一冊です。
https://www.ohmsha.co.jp/book/9784274218224/
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1章 絶縁材料と特性評価
2章 ケーブル
3章 変圧器
4章 計器用変成器
5章 回転機
6章 ガス絶縁開閉装置(GIS)
7章 遮断器・断路器
1章 絶縁材料と特性評価
1.1 絶縁材料
1.2 劣化メカニズム
1.3 絶縁劣化診断法
参考文献
2章 ケーブル
2.1 構造および材料
2.2 劣化メカニズム
2.3 劣化診断方法
2.4 寿命限界
参考文献
3章 変圧器
3.1 構造および材料
3.2 絶縁物の劣化と変圧器の寿命
3.3 劣化診断方法
参考文献
4章 計器用変成器
4.1 構造および材料
4.2 劣化メカニズム
4.3 劣化診断方法
4.4 寿命限界
参考文献
5章 回転機
5.1 構造および材料
5.2 絶縁劣化メカニズム
5.3 絶縁診断技術
5.4 寿命限界
参考文献
6章 ガス絶縁開閉装置(GIS)
6.1 構造および材料
6.2 劣化メカニズム
6.3 劣化診断技術
6.4 寿命限界
参考文献
7章 遮断器・断路器
7.1 構造および材料
7.2 劣化メカニズム
7.3 劣化診断方法と寿命限界
7.4 劣化起因の障害に関する分析
参考文献
索引