自動車工学概論(第2版)

自動車のしくみ[原理・構造・機能]がよくわかる! 初学者におすすめです。

このような方におすすめ

機械系の学生、機械系業務従事者。
機械系教育機関の参考書、機械系企業の実務書としての採用。
  • 著者竹花 有也 著
  • 定価2,640 (本体2,400 円+税)
  • A5 232頁 2021/03発行
  • ISBN978-4-274-22689-2
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自動車の歴史から、電気自動車・ハイブリッド車、ITやAIを活用した

先進安全自動車まで、図版を多用してわかりやすく解説した入門書です。

第2版では、現在、実用化されている電子制御技術を主軸に内容をあらため、

さらにクリーンエンジン・排出ガス浄化など、環境対策を増補しました。

機械系学生、機械系業務従事者、機械系教育機関でのテキストに最適。

※本書は1995年発行「自動車工学概論」の第2版です。

https://www.ohmsha.co.jp/book/9784274226892/
1章 総説
2章 自動車用エンジン
3章 エンジン本体
4章 燃料装置
5章 冷却装置
6章 潤滑装置
7章 吸気・排気装置
8章 電気装置
9章 動力伝達装置
10章 制動装置
11章 ステアリング装置と走行装置
12章 アクスル、サスペンション装置、フレーム、ボデー
13章 電装品
14章 自動車の性能
15章 自動車のいま・これから
1章 総説
1・1 自動車とは
 1. 自動車の発達史
 2. 自動車の定義
1・2 自動車の種類
 1. 用途・形状による分類
 (1) 乗用車の種類
 (2) バスの種類
 (3) トラックの種類
 (4) トラクタやトレーラの種類
 (5) 特別用途車の種類
 (6) 特別装備車の種類
 (7) 特殊車の種類
 2. 構造による分類
 (1) 走行方式による分類
 (2) ドライブホイールによる分類
 (3) エンジンの位置による分類
 (4) エンジンの位置とドライブホイールの組合わせによる分類
 (5) フレームの有無による分類
 3. 原動機による分類
 4. その他の分類
1・3 自動車の諸元
 1. 自動車の寸法
 2. 自動車の質量・荷重
 3. 自動車の性能
1・4 自動車の構造
 1. シャシ
 2. ボデー

2章 自動車用エンジン
2・1 自動車用エンジンについて
2・2 ガソリンエンジンの働き
 1. 動力の発生
 2. 4サイクルガソリンエンジン
 3. 2サイクルガソリンエンジン
 4. 4サイクルエンジンと2サイクルエンジンの比較
 5. ガソリンエンジンの構成
 6. 液化石油ガスエンジン(LPGエンジン)
2・3 ディーゼルエンジンの働き
 1. 動力の発生
 2. 4サイクルディーゼルエンジン
 3. 2サイクルディーゼルエンジン
 4. ガソリンエンジンとディーゼルエンジンの比較
 5. クリーンディーゼルエンジン
2・4 エンジンの性能
 1. エンジンの性能に関する用語
 (1) 死点
 (2) ストローク
 (3) シリンダボア
 (4) 燃焼室容積(すきま容積)
 (5) 行程容積
 (6) シリンダ容積
 (7) 圧縮比
 2. インジケータ線図
 3. 出力の求め方
 (1) 図示出力
 (2) 軸出力
 4. 正味熱効率,燃料消費率
 5. 熱勘定
 6. 内燃機関の性能曲線
2・5 ロータリエンジン
 1. レシプロエンジンとの比較
 2. ロータリエンジンの構造
 (1) ロータハウジング
 (2) ロータ
 (3) サイドハウジング
 (4) ガスシール
 (5) 偏心軸
 3. ロータリエンジンの作動
 4. 自動車用ロータリエンジンの現状
2・6 これからの自動車用原動機
 1. 天然ガスエンジン
 2. 水素ガスエンジン
 3. スターリングエンジン
2・7 電気エネルギーを利用する動力システム
 1. 電気自動車
 2. 燃料電池自動車
 3. ハイブリッド自動車
 (1) シリーズ方式
 (2) パラレル方式
 (3) シリーズ・パラレル方式
 4. プラグインハイブリッド車
2・8 新しい自動車用材料
 1. 複合材料
 2. セラミックス
2・9 排出ガス浄化対策
 1. 自動車からの排出ガス
 (1) 排気ガス
 (2) 吹抜けガス
 (3) 蒸発ガス
 2. 排気ガス浄化対策

3章 エンジン本体
3・1 シリンダ
 1. シリンダの構造
 (1) シリンダ内壁
 (2) 燃焼室
 2. シリンダの配列
 (1) 直列形
 (2) 対向シリンダ形
 (3) V形
 3. 行程内径比
3・2 クランクケース
3・3 ピストン
 1. ピストンの作用および構造
 (1) ヘッド部
 (2) リング部
 (3) スカート部
 2. ピストンの形状
 (1) 円すいピストン
 (2) カムグランドピストン
 (3) スプリットピストン
3・4 ピストンリング
 1. ピストンリングの種類
 (1) コンプレッションリング
 (2) オイルリング
 2. ピストンリングの合い口
3・5 ピストンピン
 1. ピストンピンの作用
 2. ピストンピンの取付け法
3・6 コネクティングロッド
 1. スモールエンド
 2. ビッグエンド
3・7 クランクシャフト
 1. クランクシャフトの作用および構造
 2. クランクシャフトの形状
 (1) 4シリンダのクランクシャフト
 (2) 6シリンダのクランクシャフト
 3. クランクジャーナル
3・8 点火順序
 1. 4シリンダエンジンの点火順序
 2. 6シリンダエンジンの点火順序
3・9 フライホイール
3・10 バルブおよびバルブメカニズム
 1. バルブの作用および構造
 2. バルブメカニズム
 (1) OHVエンジン
 (2) OHCエンジン
 (3) SVエンジン
 (4) バルブクリアランス
 3. タイミングギヤ
 4. カムおよびカムシャフト
 5. バルブタイミング

4章 燃料装置
4・1 燃料
 1. 液体燃料の種類と性質
 2. ガソリンの性質
 3. 混合気と混合比
4・2 ガソリンエンジンの燃焼
 1. 燃焼過程
 2. 異常燃焼
 (1) 過早点火
 (2) ノック
 (3) オクタン価
4・3 燃料装置
 1. 燃料タンクと燃料ポンプ
 2. 燃料フィルタ
 3. キャブレータ
 (1) キャブレータの役割
 (2) キャブレータの原理
 (3) キャブレータの主要部
 (4) キャブレータの働き
 (5) キャブレータの種類
4・4 燃料噴射装置
4・5 過給機
4・6 ディーゼルエンジンの燃料噴射装置
 1. 燃焼室
 (1) 直接噴射式
 (2) 予燃焼室式
 (3) 渦流室式
 (4) 空気室式
 2. 予熱装置
 3. 燃料噴射装置
 (1) 燃料噴射ポンプ
 (2) 電子制御式燃料噴射ポンプ
 (3) 燃料噴射パイプ
 (4) 燃料噴射バルブ
 4. 過給

5章 冷却装置
5・1 冷却装置の目的と種類
 1. 冷却装置の目的
 2. 冷却装置の種類
 (1) 空冷式
 (2) 水冷式
5・2 冷却装置各部の構造
 1. ウォータジャケット
 2. ラジエータ
 3. 冷却ファン
 (1) ベルト駆動式
 (2) 電動式
 4. ウォータポンプ
 5. サーモスタット
 6. ラジエータキャップおよびリザーバタンク
5・3 冷却水と不凍液

6章 潤滑装置
6・1 潤滑油
 1. 潤滑の目的と働き
 2. 潤滑油に必要な性質
 3. 自動車用潤滑油の種類
 (1) エンジンオイル
 (2) ギヤオイル
 (3) グリース
 (4) 作動油
6・2 潤滑装置
 1. 潤滑方法
 2. 潤滑油のろ過方式
 3. オイルポンプ
 4. オイルプレッシャレギュレータ
 5. オイルフィルタ
 6. その他の機器
 (1) オイルレベルゲージ
 (2) オイルプレッシャゲージ
 (3) オイルクーラ

7章 吸気・排気装置
7・1 吸気装置
7・2 排気装置
 1. 排気マニホルド
 2. 排気パイプ
 3. マフラ
 4. 触媒コンバータ

8章 電気装置
8・1 バッテリ
 1. 電池の種類
 2. バッテリの構造および作用
 3. バッテリの充放電
 4. バッテリの容量の表わし方
8・2 点火装置
 1. 点火装置の働きと主要部
 (1) 点火コイル
 (2) ディストリビュータ
 2. 半導体点火装置
 (1) セミトランジスタ方式
 (2) フルトランジスタ方式
 3. マイクロコンピュータ点火装置
 4. ダイレクト点火装置
 5. 点火プラグ
 6. 点火時期とその調節装置
 (1) 点火時期
 (2) 点火進角装置
8・3 始動装置
 1. エンジンの始動
 2. 電磁ピニオンシフト式始動装置
8・4 充電装置
 1. 充電の回路
 2. オルタネータ
 (1) オルタネータの原理
 (2) 整流作用
 (3) オルタネータの構造

9章 動力伝達装置
9・1 クラッチ
 1. クラッチの種類
 2. 摩擦クラッチ
 (1) 構造
 (2) 操作機構
 (3) クラッチ倍力装置
 3. 流体クラッチ
 (1) 流体クラッチの構造と作用
 (2) トルクコンバータ
 (3) トルクコンバータの性能
9・2 トランスミッション
 1. マニュアルトランスミッション
 (1) シフト
 (2) マニュアルトランスミッションの構造
 (3) シフト操作機構
 (4) インタロック機構
 (5) シフトフォーク位置決め機構
 2. オートマチックトランスミッション
 (1) オートマチックトランスミッションの構造
 (2) 各レンジの作動
 (3) ロックアップ機構
 3. 電子制御式オートマチックトランスミッション
 4. 無段変速機
 5. トランスファ
 (1) パートタイム方式
 (2) フルタイム方式
9・3 プロペラシャフトとユニバーサルジョイント
 1. プロペラシャフト
 2. ユニバーサルジョイント
 (1) フックジョイント
 (2) 等速ジョイント
9・4 ファイナルドライブギヤ
 1. リダクションギヤ
 2. 終減速比
 3. ディファレンシャルギヤ
 (1) デフの必要な理由
 (2) デフの原理
 (3) デフの構造
 (4) 自動差動制限形デフ
9・5 ドライブシャフト

10章 制動装置
10・1 制動装置の種類
10・2 サービスブレーキ
 1. 油圧式ドラムブレーキ
 (1) 油圧式ブレーキの原理と働き
 (2) 油圧式ブレーキ主要部の構造
 2. 油圧式ディスクブレーキ
 (1) キャリパ浮動式
 (2) キャリパ固定式
 3. ドラムブレーキとディスクブレーキの比較
 4. 倍力装置
 (1) 真空式
 (2) 圧縮空気式
 5. ブレーキの安全装置
 (1) プロポーショニングバルブ
 (2) ロードセンシングプロポーショニングバルブ
 (3) セーフティシリンダ
 6. 電子制御式アンチロックブレーキシステム
10・3 パーキングブレーキ
10・4 補助ブレーキ
 1. 排気ブレーキ
 2. エディカレントリターダ
 3. エンジンブレーキ

11章 ステアリング装置と走行装置
11・1 ステアリング装置
 1. ステアリング装置の原理
 2. ステアリング装置の概要
 3. ステアリング装置の構造
 (1) ステアリングホイール
 (2) ステアリングシャフト
 (3) ステアリングギヤ
 (4) ステアリングリンク
 4. パワーステアリング
 (1) パワーステアリングの作動
 (2) パワーステアリングの種類
 5. 電子制御式パワーステアリング
 6. 4ホイールステアリング
 7. フロントホイールアライメント
 (1) キャンバ
 (2) キャスタ
 (3) キングピンの傾き
 (4) トーイン
11・2 走行装置
 1. ホイール
 2. タイヤ
 (1) タイヤの構造
 (2) トレッドパターン
 (3) タイヤの種類
 (4) タイヤの分類と規格
 (5) タイヤの特性
 (6) タイヤに生じる現象

12章 アクスル,サスペンション装置,フレーム,ボデー
12・1 アクスル,サスペンション装置
 1. フロントアクスルとサスペンション装置
 (1) リジッドアクスルサスペンション式
 (2) 独立サスペンション式
 2. リアアクスルとサスペンション装置
 (1) リジッドアクスルサスペンション式
 (2) 独立サスペンション式
 3. サスペンション装置の要素
 (1) スプリング
 (2) スタビライザ
 (3) ショックアブソーバ
 4. 電子制御式サスペンション
12・2 フレーム,ボデー
 1. フレーム
 2. モノコックボデー
 3. ボデー
 (1) メーンボデー
 (2) ボデーの外装
 (3) ボデーの内装

13章 電装品
13・1 点灯装置
 1. ヘッドライト
 2. その他のライト
13・2 計器類
 1. スピードメータ
 2. タコメータ
 3. ウォータテンパラチャゲージ
 4. オイルプレッシャゲージ
 5. フューエルゲージ
 6. 警告灯
13・3 ワイパ,ホーン,ミラー
 1. ワイパ
 2. ホーン
 3. ミラー
13・4 カーエアコンデイショナ

14章 自動車の性能
14・1 タイヤと路面との間に働く力
 1. 転がり抵抗
 2. 駆動力,制動力
 3. コーナリングフォース
14・2 自動車の諸性能
 1. 走行性能
 (1) 駆動力
 (2) 走行抵抗
 (3) 登坂性能
 (4) 加速性能
 (5) 全走行抵抗
 (6) 燃費性能
 (7) 最高速度性能
 3. 惰行性能
 4. 制動性能
 (1) 空走状態
 (2) 実制動状態
 (3) 制動時の変化
 5. 操縦性,安定性
 (1) 旋回特性
 (2) 低速時の旋回
 (3) 高速時の旋回
 6. 乗り心地性能
 (1) 振動乗り心地性能
 (2) 環境乗り心地性能

15章 自動車のいま・これから
15・1 先進安全自動車
 1. クルーズコントロール
 2. 車線維持支援システム
 3. 同一車線連続走行支援システム
 4. 横すべり防止装置
 5. 衝突被害軽減システム
 6. エアバッグ
 7. バックスキャナ,バックソナー
 8. パーキングアシスト
 9. アダプティブフロントライティングシステム
 10. カーナビゲーション
 11. ドライブレコーダ
 12. キーレスシステム
 13. 車載式故障診断装置
15・2 自動運転車
 1. レベル1からレベル2まで
 2. レベル3からレベル5まで
 3. 自動運転のメリット
15・3 高度道路交通システム
 1. 電子料金収受システム
 2. 道路交通情報通信システム

主要参考図書/索引